突然ですが、皆さんは何を目指してプログラミングを学習していますか。

仕事でニーズが高まっているから、お客様とのコミュニケーションを円滑にするため…はたまた家に帰れば、プログラミング学習を先取りするお子さんがたくさんの「なぜ?なに?」が待っているから、なんていう声も聞こえてきそうです。

多くの方は、仕事でのIoTスキル向上を目標にしているかと思います。

IoT学習ははじめ方が重要です。段階的な達成目標の設定、定期的なサポート、そして何よりも明確なゴールイメージが必要です。これを抜きにすると学習の途中でモチベーションを保つことが難しくなることもあります。「貴重な時間とお金をIoT学習に投資する意味は?」「個人では頑張っているのに、なかなか社内のプロジェクトが進まなくて…」という話もよくあります。

そんなとき、この記事がこれからIoT学習をはじめようという方、はじめたもののゴールを見失ってしまいそうな方が「IoTの将来性、学習の意義」について再考するお役に立てばと思います。

IoTの未来をもう一度考える
世界・日本における今後とは?

IDCの発表によると2025年までに世界で41億台以上のIoTデバイスがネットにつながるようになり、データ量にして79ゼタバイトにもなるとのこと。

ゼタバイトは日本語の単位でいえば10。億、兆、京の次の単位です。とんでもないデータ量がネットワークを介して取得できる時代がもうすぐそこまで来ています。世界のトレンドとして、今後IoT市場がますます活性化することは間違いありません。

実際に、2019年7月に発表されたIoT市場予測レポート「IoT Connectivity Market by Component, Organisation Size, Application Areas, Region – Global Forecast to 2024」によると、その市場規模は2019年380億ドル(約3,990億円)から2024年には890億ドル(約9,345億円)となるとされています。

さて日本において、IoT市場はどうなっていくのでしょうか。他のテクノロジーと比較した立ち位置と今後の将来性について見ていきましょう。

2018年に発表されたガートナージャパン株式会社(以下、ガートナー)「日本におけるテクノロジのハイプ・サイクル」によるとIoT(レポート内では「モノのインターネット」) は「過度な期待」のピーク期を超えたとされています(ハイプサイクルの「ハイプ」とは英語の「誇大広告」という意味です)。そう聞くと、今後IoT市場の伸びには期待ができないのではないかと思われる方もいるかもしれませんが、実は「その逆」なのです。

図1.日本におけるテクノロジのハイプ・サイクル:2018年

ハイプ・サイクル上で「過度な期待」を超えたということは、流行りで飛びついた多くの企業が市場から姿を消し、本格的にIoTを取り入れようという「本腰企業」が残るということを意味しています。

以下のハイプサイクルからも分かるように、IoTは今後5-10年で最後の成熟段階である「生産性の安定期」にはいることが予測されています。その本格展開に備えて個人のスキルを高めておくなら、まさに今から!といわれている所以なのです。

幸いにもIoT学習を支えるテクノロジーの発展も進んでいます。プログラミング支援のソフトウェアから、省電力で高速スイッチングを可能にするMOSFETといった電子部品ハードウェアの高度化に至るまで。これらのテクノロジーのを上手く利用して。IoT市場の浸透ステージに備えて、学習のモチベーションを高めていきたいものです。

IoT落とし穴には理由がある
原因を見極めて成功の近道を!

「個人の学習は順調なのに、社内での実行段階になるとなかなか成果が出にくい」とお困りの声も聞こえてきます。それもそのはず、このような課題は日本企業のみならず世界でも共通の悩みになっているのです。

最新のレポートの結果から、その理由を見てみましょう。

Proof of Concept (試用段階) の落とし穴

2019年7月、Microsoft社が世界中の3,000以上のITリーダーに調査をしたレポートによると、約30%の企業のIoTプロジェクトはProof of Concept (以下、PoC)段階で失敗すると報告しています。

PoCはあくまで本格導入の前段階。しかしながら、「PoCで満足してしまう」「成果の評価ができず、何度も似たようなPoCを繰り返してしまう」ということも珍しくありません。とにかくIoTをやってみようという見切り発車、達成できない目標・曖昧なゴールイメージ、社内チームとの協同が足りないなど多くの理由が背景に挙げられます。

個人IoTプログラミング学習にも通じますが、企業におけるプロジェクトにおいても達成目標の設定、そしてゴールイメージの明確化は欠かせません。

企業でプロジェクトを成功させようとすると、業務部門から開発部門まで横断的な理解を持つこと、投資対効果に対する期待値コントロールなど、組織マネジメントも必要です。

スキル人材不足の落とし穴

同じくMicrosoft社のレポートによると、半数近く47%の企業がIoT時代に向けてシステム構築及びメンテンナスができる十分なスキルを持った人材がいないことを課題にしています。ここでいうスキルには、工学的な知識と経験だけではなく前述した「組織マネジメント」スキルも含まれるといいます。

このようにIoTプロジェクトの成功は一筋縄にはいきません。そして、組織全体を巻き込んだ取り組み姿勢も必要です。「個人学習が上手くいっているのになぜ?」と肩を落とす前に、的確に原因を見極めて、プロジェクトの達成をしていきたいものです。

千里の道も一歩から。組織での成功を目指す人も、まずは個人のスキル向上がはじめの一歩になることは間違いありません。段階的なステップを踏んでIoT学習をしていきたい、数か月後の達成ゴールを明確にしてはじめたい、低予算からはじめていきたいという方はisaax IoTエンジニア養成キット(6ヶ月コース)がお勧めです。

是非ご参考に、来るIoT時代に備えたIoT学習にお役立てください。

文責:ANCHOR

Photo by Laurenz Kleinheider on Unsplash


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