2019年06月20日に最新のRaspbian、Busterがリリースしました。それに伴って、これまでのStretchは公式サイトから消えています。今後はBusterを使っていくべしということなのですが、それでも既存プロジェクトなどではStretchが必要なケースも多いかと思います。

今回はStretchとBusterの簡易的なまとめ、そしてStretchの入手法について紹介します。

StretchとBusterの比較

プログラミング言語について

StretchとBusterでインストールされる主なプログラミング言語とバージョンについてまとめました。StretchはFull、Busterはwith desktopを使っています。

StretchBuster
Python2.7.132.7.16
Python33.5.33.7.3
Node.jsv8.11.1N/A(v10.15.2)
Ruby2.3.3p222N/A(2.5.5p157)
Perlv5.24.15.28.1
GCC6.3.0-18+rpi1+deb9u18.3.0
Lua5.1.55.1.5
FFMPEG3.2.14-1~deb9u1+rpt14.1.3-1+rpt1

RubyとNode.jsについてはBusterにデフォルトでなかったので、aptでインストールしています。大きな問題として、Python3が3.5から3.7にアップグレードしている点があります。OpenCVが opencv-python では使えないようなので、RaspberryPiにPython3.6で動くopenCV3系入れるの辛すぎ問題(解決) – Qiitaなどを参考にコンパイルしないといけないようです。

また、GCCも6.3.0から8.3.0へ大幅バージョンアップしています。これもコンパイルを行う際に何か問題になる可能性がありますので注意してください。他、Node.jsやRubyについても大きくバージョンアップされています。

Raspberry Pi Configurationについて

raspi-config についてはAdvanced Optionsの中で変更がありました。下記がStretchのものです。

そして下記がBusterです。

CompositorPi 4 Video Outputが追加されています。日本ではまだ未発売ですが、Raspberry Pi 4用の設定が追加されているようです。

その他リリースノートから

リリースノートから気になるトピックを紹介します。

  • Chromium 74.0.3729.157を同梱
  • Python IDEが削除
  • Oracle Java 7および8がOpenJDK 11に変更
  • 5GHz Wi-Fiがデフォルトで無効に(ロケールや国を選択すると利用可能に)
  • ブートパーティションサイズが256MBに
  • Linuxカーネルが4.19.50に

Wi-Fiがデフォルトオフになったのは、各国の法律に準拠するためでしょう。

Stretchの入手法について

公式サイトから消えてしまったStretchが必要な方はミラーから手に入れられます。

Index of /pub/raspberrypi/raspbian/images

JAIST 北陸先端科学技術大学院大学

最新版のRaspbian Stretchは同ミラーの下記URLからダウンロード出来ます。

時間はかかるかも知れませんが、Raspbian Liteは配布サイトから直接リンクでダウンロードできます。Torrentを使える方であればTorrentファイルを使うことで高速ダウンロードも可能です。

まとめ

情報が出揃ってくればRaspbian Busterが主流になっていくと思いますが、今しばらくはソフトウェアの互換性などの問題でStretchを使わないといけない場面も多そうです。今回の情報が役立てば幸いです。


1 Comment

ラズパイのOS Rasbianを日本語化する – Isaax Camp · 2019-07-31 at 17:52

[…] Raspbian Busterリリース!Stretchとの違いとStretchの入手方法 […]

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