Raspberry PiはLinuxディストリビューションが使えて、パソコンで培った技術がそのまま使えるとあって、IoTプロジェクトで採用されるケースが増えています。そんな時、どのモデルを採用するかが問題になります。

最新のRaspberry Piのモデル

  • Raspberry Pi 3 Model B+(以下B+)
  • Raspberry Pi 3 Model A+(以下A+)※日本未発売
  • Raspberry Pi Zero W(以下Zero W)

A+はB+よりも少し小さくて、USBポートとLANポートを削減したモデルと言えます。多くの方はB+またはZero Wを選ぶのではないでしょうか。そこでこの記事ではこの二つのデバイスについて比較したいと思います。

Raspberry Pi Zero WH

両デバイスともBluetooth/Wi-Fi対応

B+はBluetooth 4.2とBLEに対応しています。Zero WはBluetooth 4.1とBLEになります。Wi-FiについてはB+がb/g/n/acかつ2.4GHzと5GHzをサポートして言います。Zero Wは2.4GHz のb/g/nに対応しています。

Bluetoothの4.1と4.2については転送速度の向上と省電力化が違いになります(via Bluetooth5.0、4.2、4.1、4.0の違いとバージョンの互換性を解説!知らないと損する?! | ヒトリアル)。Wi-Fiについては注意が必要で、Zero Wは5GHzに対応していませんので、それに合わせたアクセスポイントの用意が必要です。

B+には有線LANポートもあります。最初のセットアップ時に無線LAN設定がない状態でも有線LANケーブルを差し込んで設定できるでしょう。

CPU、メモリについて

ストレージについては両社ともマイクロSDになります。CPUはB+がARMv8 64bit 1.4GHz(4コア)、Zero WはARMv6のシングルコア1GHzになります。

メモリはB+が1GB、Zeroが512MBになります。

CPUのコア数、速度はコンパイルや処理速度に現れるでしょう。

HDMI/USBについて

Zero WについてはHDMI、USB共に通常とは異なる形(ミニHDMI、マイクロUSB)なので注意してください。一般的には変換アダプタが必要になるはずです。

B+は通常のHDMIが使え、USBについてもA型が4ポートあります(USB2.0です)。

GPIOについて

GPIOは両者とも40ピンヘッダーになります。ピン配置も同じなので同じモジュールが利用できます。

カメラについて

両者ともCSIカメラポートを備えていますが、形が異なりますので注意してください。それぞれ専用のカメラが用意されています。

タッチディスプレイ

B+ではDSIディスプレイポートがあり、公式(非公式もあります)ディスプレイを使うことでタッチスクリーン付きのRaspberry Piにできます。

大きさについて

Zero Wが65 mm × 30 mm、B+が85.6 mm × 56.5 mmとなっています。Zero WはB+の約1/3の大きさです。この圧倒的に小さなサイズが大きな魅力と言えるでしょう。

価格

Zero Wは約1,300円、B+は約5,600円になります。約4倍の開きがあります。IoTプロジェクトで広く利用を進める上で低価格であるというのは大きな魅力になるでしょう。

消費電力

Zeo Wが約0.75W、B+が約2.0Wとされています(via 新旧ラズパイ比較!Raspberry Pi 3 Model B+は今までと何が違うのか)。消費電力の小ささはIoTプロジェクトにおいて大事な要素になります。B+はクアッドコアでパワーアップしており、その分消費電力も増大しています。

まとめ

B+とZero Wではそれぞれ一長一短があります。プロトタイプを作る際などはマシンパワーのあるB+のがどんどん開発を進められそうで、実際に運用する際にはZero Wの方が低消費電力であり、サイズも小さいのでメリットがありそうです。

Raspberry Piだからどれも一緒、ではなく利用目的に合わせて最適なモデルを選択してください。

ちなみにisaaxはどちらのモデルでも動作します!


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