パソコンやスマートフォンは非常に良くできており、内部構造をよく知らない人でも意識することなく使いこなすことができます。インターネットに接続するのもマウスでアクセスポイントを選ぶだけですし、拡張が欲しければUSBコネクタに差し込むだけで使えます。

それに対してIoTプロジェクトはパソコンであれば起きないような問題が発生します。分かってくればすぐに解決できるのですが、最初に出くわすと原因がなかなか分からず時間を浪費してしまうことでしょう。今回はそんなIoTプロジェクトによくあるトラブルを紹介します。

USBキーボードがない

慣れてくればRaspberry Piをディスプレイなしでセットアップできるようになりますが、最初からそんなにうまくいかないでしょう。そんな時に必要なのがHDMIディスプレイとUSBキーボードです。HDMIディスプレイを持っている方は多いのですが、意外と持っていないのがUSBキーボードです。Raspberry PiはBluetothにも対応しているモデルがありますが、最初の初期設定の時点ではBluetoothの接続設定を行うのにUSBキーボードが必要です。

Raspberry Piを購入して、意気揚々とセットアップをはじめた際にUSBキーボードがなくて買いに行く羽目になった…なんてことがないようにあらかじめ準備しておきましょう。Raspberry Pi Zeroの場合、USBが通常のA型ではなくマイクロUSBになっています。マイクロUSBからA型に変換するアダプタも必要なのでご注意ください(さらにHDMIコネクタもマイクロHDMIで、これも変換アダプタが必要です)。

ケーブルが外れている

Raspberry Piではカメラやディスプレイ出力にリボンケーブルを使いますが、このケーブルの差し込みが甘いことがよくあります。ハンズオンなどでカメラが使えないと言われて確認してみるとケーブルがきちんと差し込まれていなかったというのはよくあるトラブルです。

また、裏表が間違っているというケースもよくあります。リボンケーブルはあまり使う機会が多くないので、どこまで差し込めばいいのか分かりづらい部品です。思っているより深く指さないと認識されなかったり、誤動作につながります。差し込み例の画像などを確認した上で適切に行ってください。

他にもモジュールの部品が外れているというケースもよくあります。以下の写真はカメラモジュールの基盤とカメラレンズとが外れている例です。

モジュールの差し込みが甘い

Raspberry Piではピンソケットを使ってモジュールをしっかりと刺せるようになっています。しかし、このモジュールをどこまで差し込めば良いのか分かりづらいでしょう。思い切りやるとピンが曲がってしまったり、基板を傷つけてしまうのではないかと、ついつい浅くなりがちです。

ピンは思っているよりも深く差し込まないと正しく認識されません。これもまたハンズオンでよくあるトラブルの一つです。ピンは全体に力がかかるようにして、ゆっくりと深く差し込んでください。片側に力が寄ったりすると、ピンが曲がってしまう可能性があります。また、ドライバーなどの道具を使うのは禁止です。基板の重要な部品を傷つけてしまう可能性があります。

電流、電圧が足りない

普段パソコンを使っていて電流、電圧が足りなくて不具合を起こすなんて経験はほぼないでしょう。しかしIoTプロジェクトではよくある問題です。特にアダプタの仕様をよく確認してください。アダプタの種類によっては1Aしか出力しないものがあります。これを使った場合、Raspberry Pi本体は起動したとしても、カメラやディスプレイを繋いでも認識できないといった状態になります。

アダプタにはOUTPUTとして出力電圧、出力電流が明記されています。これをきちんと確認しましょう。2.5Aあるものを選ぶと良いでしょう。

まとめ

こういった問題を経験、乗り越えてIoTエンジニアになることができます。すでに取り組んでいる方々にすればよくある問題であり、すでに回避するナレッジがあるでしょう。しかし、これからIoTに取り組んでいく方は事前に知っておくことで同じ轍を踏む、解決までに時間を浪費することがなくなります。

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